「INsideOUT」のゲスト出演で感じたこと


 
番組のオンエア一部はコチラに
 
もう一ヶ月以上も前になってしまったが、
忘れもしない、焦りまくった、、(^ ^;)TV出演の記憶を記しておこう。
 
BS11のニュースワイド番組「INsideOUT」で「ケータイ小説」をテーマに、
モバイル・インターネットの現状と可能性について約45分間話した。
正直、生で45分も何をしゃべれるのか自信もなく、
番組生出演まで、生きた心地も無く、、終えた時には世の中で恐いものが一つ無くなった気分だった。
 
スタジオはTVで見る印象より数段小さく、少し広めの会議室という印象。
メインのテーブルと出演者のまわりのみが明るく照らされ、
席に座るとカメラやスタッフの存在はほぼ意識しないですむ演出だ。
しかしスタジオ隣の部屋にはプロデューサー初め、20人以上の番組スタッフが忙しく詰めている。
 
感動したのは電波の人達の、恐るべきスピード感。
もちろん報道番組という性格上、事実をあまり加工すること無く、
リアルに本音を伝えたいという番組主旨があることは前置きしておくが、
前日に初打合せ。そこで今回テーマの世界観を私が説明。
取り上げるべき内容が初めて検討され、その場でスタッフに周知。
その日の内に台本ができ、翌日のオンエアの前までに、フリップや紹介映像が編集されていた。
…、スゴいと思った。
しかし、この台本も現実にはほぼ使われること無く、その場で本音トークという格好になった。
鈴木キャスターのナビゲート手腕にも感動!

番組冒頭は極度に緊張していた私も、喋るにつれすっかり生放送ということを忘れ、
終わった頃には言いたいことを言いまくった感じで、すっきりした気分だった。
(少々喋りすぎた感があり、反省)
 
このスピード感と集中。
制作に携わる者として、ホントに見習いたいと思った。
恐らくオンエアされている時点には、翌日の全く違うテーマに取組んでいる。
ジャーナリズムの現場は、即時性が命なのだ。
 
同時にBSデジタル放送を取り巻く問題や、現在の状況もよくわかった。
この夏、オリンピックの効果もあり、デジタルに対応したTVが普及した事実はあったものの、
まだまだ一般のデジタル放送への理解度は低い。
たとえば、JCOMで多チャンネル放送を契約している場合に、BS11他いくつかのデジタル放送は見られない。
JCOMと放送局の契約が無いからだ。
その他、CSだとかesだとかスカパーだとかいろいろあって、どれがどれだか一般ユーザーにはわかりにくい。
そんな中で、大人のための新しい放送局の一つとして頑張っているBS11の事業の大変さを感じた。
友人達から「どうやって見るの」「ウチは見れないみたい」と、そんな声も多かった。
 
でもデジタル放送の可能性は大きい。
とにかく映像がキレイ!
視聴者との双方向のコミュニケーションも可能だ。
番組表もリアルタイムで確認できて、予約録画もカンタン。
今回の出演を通して、一通りデジタル放送をおさらいすることができた。
 
BS11、番組スタッフの皆さま、大変お世話になりました!
今後もがんばってください〜